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ようやくニホンミツバチを捕獲できたら、飼育が始まります。飼育といっても、重箱式巣箱で飼育する場合、普段はほとんどすることはありません。

春捕獲してから、捕獲してからニホンミツバチの飼育が始まる

春に群が捕獲できたら、ニホンミツバチの飼育が始まります。最初は、巣箱の上の隅の方にニホンミツバチが固まっています。

入居直後はもちろん巣は作られておらず、ニホンミツバチは一から巣作りを行います。

また、まだ捕獲できていない方、これからニホンミツバチの飼育を始めようと考えている方向けには、ニホンミツバチの捕獲方法を詳しく紹介しています。まずは、次のページをご覧ください。

=> ニホンミツバチの飼育を始めたい方へ

このページでは、ニホンミツバチの飼育者の中の中でもっとも利用が多い、重箱式巣箱を使った飼育方法を紹介しています。

飼育開始?まず入居の確認を

巣箱を出入りするニホンミツバチを見つけて、入居したと喜んでも、実はまだ入居していない場合があります。

ニホンミツバチの分蜂群が来る前に、必ず新しい営巣場所を探すミツバチ(探索蜂)がやってきます。探索蜂は巣箱の中に繰り返し出入りして、巣箱の中をチェックします。

人間でいうと、家の内見をしている状態です。他にも候補地があります。

有力な候補地として絞り込まれると、数十匹以上の探索蜂が巣箱を出入りすることがあります。

経験がない方は、これを入居してしまったと勘違いしてしまうことが多いです。

入居したと勘違いして巣箱を移動させたり、待ち箱ルアーを取り外したりすると、捕獲を失敗する場合があります。

まず、落ち着いて入居しているか確認しましょう。

入居の確認方法には、主に次の3つの方法があり、どれか1つでも満たしていれば、確実に入居しています。

  • 数千匹以上のニホンミツバチが巣箱に入る瞬間を目撃する
  • 巣箱の中を覗くと、数千匹のニホンミツバチが球を作って固まっている
  • 花粉を抱えて帰ってくる働き蜂がいる

捕獲できたら、待ち箱ルアー、キンリョウヘンを取り外す

入居した群れは、待ち箱ルアーやキンリョウヘンには反応しません。

そのままつけておいても、その群れ自体には影響しませんが、他の群れを誘引してしまう恐れがあります。

他の群れの探索蜂が待ち箱ルアーやキンリョウヘンに誘引してやってきてしまうと、侵入者と判断して殺されてしまいます。

捕獲したら、待ち箱ルアーやキンリョウヘンは取り外して、別の捕獲用の巣箱に取り付けてください。

こうすることで、待ち箱ルアーやキンリョウヘンを有効活用できます。

さらに捕獲するコツ。巣箱を移動させて、同じ群れから出てくる分蜂群れを狙う

群れの大きさや、気候にもよりますが、1つの群れからだいたい3つ程度の分蜂群れが出てきます。

捕獲した群れの元の群れから、さらに別の分蜂群れが出てくるのです。

巣箱に入居したということは、その場所、巣箱など、様々な条件が、他と比べてよかったと言えます。

そこで、捕獲した巣箱を別の場所に移動させ、代わりに再び空の巣箱をおいておきます。

こうすると、また入居する可能性が高いです。特に、分蜂時期の初期には、1週間程度の頻度で分蜂が次々と起こるので、可能性が高くなります。

その他の細かい捕獲のコツについても、紹介しています。ぜひお読みください。

=> 分蜂群れの捕獲のコツ

巣箱を動かすならその日のうちが簡単

入居当日は巣作りが行われていないので、自由に巣箱を動かすことができます。

2km未満でも、元の巣に戻る蜂が出ません。また、入居からしばらくの間は、巣がまだ小さく、輸送時の振動で落ちやすいです。

当日のまだ巣が作られていないうちに移動させるのは、巣の落下の心配をしなくても良いという利点もあります。

移動中に少々振動があっても、ニホンミツバチはしっかりとくっついて蜂球を作っています。このように、当日に捕獲を目撃できると、移動がとてもスムーズです。

当日以降の巣の移動は慎重に

翌日以降は、ニホンミツバチが巣の場所を覚えているので、巣を動かすと自分の巣に帰れなくなるミツバチがたくさん出てしまいます。

動かせないわけではありません。巣箱の移動については次のページをお読みください。

よくある質問 ニホンミツバチの巣箱の移動方法は?

ニホンミツバチが巣作りを始めてからしばらくは、輸送中の振動で巣が落ちやすいです。

車などで移動させる場合は、巣が大きくなるのを待つようにしましょう。

飼育届けを忘れずに

ニホンミツバチを趣味で飼育する場合も、養蜂振興法に基づき届け出が必要です。以前はニホンミツバチの趣味の飼育については必要なかったのですが、平成25年1月1日に養蜂振興法が一部改正され、必要になりました。

入居したら飼育届けを出しましょう。飼育届けについては次のページをお読みになってください。

=> 飼育届について

他には、しばらくは特にすることはない

ニホンミツバチは入居すると、花の蜜や花粉を集め、巣を作り始めます。

重箱式巣箱の飼育の場合、人間がすることは特にありません。

反対に、巣箱の中を持ち上げて覗いたり、周りを人間がウロウロしたりすると、ニホンミツバチは外敵の危険を感じて逃げてしまう可能性があります。

なるべくそっとしておいてあげましょう。

巣箱の中を覗いて点検を行う

重箱式巣箱では、巣箱を底から覗いて内部の様子を点検します。

健全な群れでは、巣板が見えないほど、たくさんのニホンミツバチがいます。

次の群れでは、ニホンミツバチの数が少なく、巣の半分程度が露出しています。これは健全な状態ではありません。この群れは女王蜂がいなくなっており、この後に消滅してしまいました。

巣板が見えているときは、何らかの問題がある場合が多いです。写真を撮ってミツバチQ&Aで質問してください。全国の先輩からアドバイスをもらえます。

巣が大きくなってきたら、重箱を一番下に足す

待ち箱では2段の重箱式巣箱を使います。

分蜂群が入居すると、巣が上から下へ伸びていき、秋までに5 段( 高さ75cm) の空間が必要になります。

もし2 段のままにしておくと、広い空間を求めて引越し(逃亡)したり、分蜂が発生して群れの勢力が弱まってしまいます。

2段のままでは、ハチミツを採ることはできません。2段分いっぱいまで巣が伸びるには1、2ヶ月かかりますが、捕獲したら早めに追加の重箱の用意をしておきましょう。

重箱を追加する時期が遅れてしまうと、巣が下にはみ出してしまい、巣門枠や台の部分まで巣ができてしまいます。

重箱を追加するときには、巣門から上を持ち上げ、巣門の上に新しい重箱を追加します。

巣が成長すると持ち上げるのが大変になります。

次の動画のように、持ち上げ機を自作して使っています。この動画は継箱のタイミングが遅れて巣がはみ出てしまっている悪い例です。幸い、問題になることはありませんでした。

群れが安定してきたら、メントールでアカリンダニ対策をしましょう

アカリンダニという、ニホンミツバチに寄生するダニの被害が2010年頃から全国的に広がっています。

タバコやお菓子にも使われる、メントールを巣箱の中に入れて予防対策を行います。

ニホンミツバチの飼育の中では、もっとも重要なものの1つです。

しかし、メントールを早い段階で入れると、ニホンミツバチが嫌って逃亡してしまうこともあります。

だいたい捕獲から1ヶ月後を目安として、追加してください。

アカリンダニとその対策については、別ページで詳しくご紹介しています。

=> アカリンダニとその対策

クマは恐ろしい天敵

ニホンミツバチの飼育で、特に注意が必要なのがクマです。クマは巣箱を破壊してハチミツを奪う恐ろしい天敵です。

群れやはちみつを失うだけではなく、巣箱まで壊されてしまうこと、地域への安全性を考えて、その場所での飼育をやめなければならなくなることなどを考えると、ニホンミツバチの養蜂家にとっても最も恐ろしい天敵です。

対策としては、電気柵で巣箱を囲う方法があります。

冬以外の季節は被害が発生しますので、気を付けてください。クマの出没する場所では、近隣住民の安全も考えて飼育を控えるべきです。どうしても飼育したい場合は、電気柵で巣箱の周りを囲む対策が効果的です。

京都ニホンミツバチ週末養蜂の会は活動地域は、京都府の北部の丹波地方が多いですが、丹波地方は山に囲まれていて、熊が生息しています。

熊の被害は比較的起こりやすいのです。クマ被害は養蜂家にとっては特に珍しいものではなく、山に近い場所であれば、どこでも起こるというくらいに考えておいてください。クマの被害にあったという話もよく寄せられます。

「巣箱を山に設置していたので、クマ被害を懸念していました。秋口には巣箱を別の場所に移動させようと思っていましたが、7月中旬見に行くと巣箱がバラバラに散らばっていました。巣の破片すら残っていない状況でした。強群だっただけにすごく落ち込みました。」 くんたさんの体験談 これならできる!ニホンミツバチの週末養蜂より

夏は暑さと巣落ちに注意

多くの地域では、暑さ対策がとても重要です。もともと、森の中の木などに巣を作る場合が多いです。

森や木があるところは涼しいですし、木の中は涼しい環境です。人間が作った巣箱はそれよりも暑い環境に置かれることになります。

暑くなるとニホンミツバチが、外に涼みに出てくることもあります。

より深刻なのは、巣落ちです。暑さで巣が柔らかくなり、重さに耐えられなくなった巣が丸ごと落下してしまうのです。

重箱式巣箱では、採蜜した後が特に巣落ちしやすいので注意が必要です。

私たちが使っている巣箱は、巣落ちしにくいように構造を工夫しているのと、採蜜のタイミングも見極めていますが、これまで数回巣落ちしたことがあります。それは次のような場合です。

  • コンクリートの壁の照り返しで予想以上に高温になった
  • 遠くに置いてあった巣箱なので、採蜜をまとめて2段行なった際に、予想よりも巣が成長していないかった

とは言っても、1000回以上採蜜している中での数回なので、巣落ちは正しく管理すればまず起こらないと考えてください。

巣落ちは飼育場所と、巣箱、採蜜のタイミングの問題が大きいです。特に、大きすぎる寸法の巣箱を使っている方は注意してください。私たちが使っている重箱式巣箱については詳しく紹介しています。よければご覧ください。

=> 重箱式巣箱の紹介

夏場の採蜜はなるべく避けましょう

重箱式巣箱で飼育する場合、夏場の採蜜はなるべく避けましょう。

初心者の方によくあるのが、春にニホンミツバチを捕獲して、夏になった頃に掲示板やブログなどで他の人が採蜜しているのをみて、よし自分もやってみようと早い段階で採蜜してしまうことです。

重箱式巣箱の採蜜では、最上段を取るので、巣が落下してしまいやすい状態になります。巣が十分に成長しないまま採蜜を行ったり、重箱の巣箱の寸法が大きすぎて巣落ちが起こりやすい形状だったり、気温が高く巣が柔らかくなっていることが主な原因です。

残念ですが、巣落ちしてしまうと、多くの場合はその群れはダメになってしまいます。

このため、初心者の方は、採蜜は秋の涼しくなる時期まで待ちましょう。

夏から秋にかけてはオオスズメバチに注意しよう

夏から秋にかけては、オオスズメバチがやってくるので、対策が必要です。オオスズメバチは、群れを全滅させてしまうことがあります。

オオスズメバチが中に侵入できないように、巣門を狭めることが有効です。

私たちの巣箱は、オオスズメバチが侵入できないように作られているので、特に対策は行なっていません。

オオスズメバチについて詳しくは次のページをご覧ください。

=> ニホンミツバチの天敵と対策1. スズメバチ

秋にハチミツが貯まっていれば採蜜しよう

秋になるとだいぶ涼しくなってくるので、暑さ対策は必要ありません。

秋にハチミツが貯まっていれば、ハチミツを採取することができます。重箱式巣箱では、だいたい4段いっぱいまで巣が成長していれば、最上段を採蜜することができます。

ハチミツはニホンミツバチが巣を越すための、大切な食料です。欲張って取りすぎないようにしましょう。

採蜜方法について詳しくは、次のページで紹介しています。

=> ニホンミツバチの採蜜の方法

巣箱に集まってくる外敵たち(対策不要)

オオスズメバチや熊だけでなく、ニホンミツバチの巣の周囲には、ムカデ、カマキリ、蜘蛛(クモ)、カエル、アリなど、様々な生き物がやってきて、外に居るニホンミツバチを食べますが、特に対策は不要です。

カマキリの目にも留まらぬ素早い動き

カマキリは巣門からやや離れたところでじっと待機していて、ニホンミツバチが近づいたら素早い動きで捕まえます。あまりにカマキリの動きが速いので、ニホンミツバチも簡単に捕まってしまいます。

次の動画は、2011年の9月に撮影した動画です。カマキリが1度に2匹のニホンミツバチを食べます。カマキリに食べられるニホンミツバチの数は、群れにいるニホンミツバチの数と比べると十分に小さいので、群に影響を与えるほどではありません。

格好の餌場に罠を仕掛けるクモ
ニホンミツバチの巣の周りには、必ずといっていいほど蜘蛛の巣ができています。ニホンミツバチの飛行経路に巣を作られると、たくさん捕まってしまうようです。

花の蜜や花粉を集めに行く高齢の働き蜂ですし、捕まる数が多いとは言っても、ニホンミツバチの群れの数から考えるとわずかな数です。そこまで心配になる必要はありません。近くにクモの巣ができていたら、取り除いてあげましょう。

ムカデの見事な動き

ニホンミツバチを狙ってムカデやカマキリが巣箱にやって来ることがあります。ムカデは、背後からニホンミツバチに近づき、隙を突いて捕まえます。
ムカデが食べるニホンミツバチの量は多くないため、群れの心配をしなくても大丈夫です。ムカデに噛まれると非常に痛いので、見つけたら殺しています。

巣箱にやってくるアリ
健康な群れであれば、アリがやって来ても門番のニホンミツバチが追い払ってくれます。アリは、ハチミツを狙っているというよりは、巣箱の底にあるゴミや死骸などの掃除をしてくれていると考えてください。アリ除けの薬はニホンミツバチにも影響があるので、使用しないでください。

次の動画はYouTubeで見つけた動画です。ニホンミツバチが巣門でアリを追い払っています。

冬の飼育方法

冬の間は花がとても少ないです。日本みつばちは、はちみつを消費しながら、中の温度を一定に保ち、冬越しをします。

冬の間は気温が低く、花もほとんどないので、外に出ることは少ないですが、よく晴れた日の日中で、気温が10度以上あれば花の蜜を集めたり、巣箱の外に飛び出してフンをすることもあります。「京都ニホンミツバチ週末養蜂の会」の主な活動地である京都府丹波地方では、雪が30cm積もることも珍しくありません。

冬は群れの消滅の危機

日本みつばちが冬を越すには、十分な量のハチミツが必要です。ハチミツがなくなってしまうと、餓死してしまいます。越冬して、春に分蜂して群れを増やすことができるか、大きな分かれ道です。

越冬のポイントは、十分な蜂蜜を残しておくことです。冬入りまでの準備が重要になります。標準的な気候では、穴が空いた夏用の天井板でも、群れが元気であれば越冬できます。また、太平洋側では、開放巣でも越冬した例があるそうです。ニホンミツバチが何重にも重なることで、熱を逃さないようにしているようです。

寒冷地では、巣箱を藁で覆う方法も使われているようです。こういった対策は、あまり過度に行うと失敗につながるので、気をつけておこなてください。

過度な越冬対策は失敗の原因に

「京都ニホンミツバチ週末養蜂の会」では、十分な量のはちみつを残しておくことで、越冬は日本みつばちの生命力に任せます。弱小群れは、冬の間にはちみつがなくなって、死滅してしまう群れもありますが、そういった群れと、寒冷地以外では、特別な越冬対策は不要だと思います。

反対に、過度な越冬対策の失敗が起こりやすくなります。例えば、屋内に巣箱を移動させて、ミツバチが季節を勘違いしてしまい、女王蜂の交尾相手がいない状態で女王蜂が産まれてしまったり、ビニールシートを巻き付けるなどして、巣箱の気密性を極端にあげて、結露などの弊害が出たりします。採蜜しすぎないように気をつけて、越冬に十分な量のハチミツを残してあげるようにすれば問題ありません。

私たちが寒さ対策をあまり勧めていないのは、多くの地域では寒さ対策を行わなくても十分に越冬できる場合が多いということと、日本みつばちの生態をよく知らない初心者は、寒さ対策を間違った方法で行なってしまうことが多いという理由もあります。

寒さ対策は養蜂家によって意見が分かれる

寒さ対策を行うか、行わないかは、養蜂家によっても意見が分かれます。寒い地域か、そうでないかによる違いも大きいです。質問サイトのミツバチのQ&Aに寄せれた声を紹介します。弱い群れ以外は越冬対策をしないという声が多いようです。

ハッチ@宮崎 宮崎県南部
越冬包装はしていません。巣箱全体の温度を保とうとする感のある西洋ミツバチと比較して、巣箱内の蜂球温をしっかり保っている日本みつばちは、日本の冬により適応していると思います。弱い群:秋口に逃去してきて入居した群やスズメバチ害で弱った群には給餌に加えてプチプチシートで覆うなど外気の影響を極力受けないようしてます。

瀬戸内で非常に寒い日があったら巣箱に毛布は必要?より

豪雪地帯の方からも投稿がありました。これほど雪が積もるなかで、日本みつばちはどのように越冬しているか、とても興味深いです。

じょんのびさん 新潟県山奥村
昨年は平年並みでしたが一昨年とその前年は5~6メートルの大雪でした。それでもミツバチは元気に越冬して蜂並み?に分蜂もします。
私の雪囲いは垂木で45×60×100の枠を作って周りと上を古板で覆って上に波板をのせたものです。


豪雪地での越冬と巣門に関して より

春先の飼育方法 越冬の確認

飼育群れがすでにある場合は、春先にニホンミツバチが越冬できたかを確認します。

秋までに貯められたハチミツの量が十分でなかった場合や、群れになんらかの異常が起こった場合は、餌がなくなって餓死してしまうこともあります。

春先の飼育方法 分蜂の季節

九州南部だと3月上旬から中旬、関東以南の本州では3月末から4月上旬の桜の開花とほぼ同じ頃、東北では4月下旬頃から分蜂が始まります。

分蜂の時期に遅れないようにしっかり準備してください。分蜂群れの捕獲方法とコツについては、次のページで詳しく説明しています。

=> 分蜂群の捕獲方法のコツをご覧ください。

飼育のコツ1. やるべきことは少ない、いらないことはやらない

重箱式巣箱の飼育では、ほとんど世話をすることはありません。「もっと世話をさせてほしい」と思うことはあっても、「世話が大変で忙しい」ということはほとんどありません。

結局、採蜜の他にやることは、巣箱を追加することくらいです。巣箱の底を掃除しなければならないという方もいますが、巣箱を工夫しておけば底の部分にゴミがたまらないので、掃除も必要ありません。私たちは巣箱の底の掃除は一切やりません。

必ずしなければならないのは、以下のものがあります。

  • アカリンダニ対策
  • オオスズメバチ対策
  • 熊対策

飼育のコツ2. 「ちょっと聞いたのでやってみました」はただのお節介

初心者が正しい方法をあまり知らない中で、ミツバチに良かれと思ってやると、逆効果になる場合があるので注意してください。

ベテランの飼育者が行うものであっても、以下のようなものは初心者のうちは行わないことを勧めています。ただし、ベテランの飼育者の指導を受けられる場合は別です。

  • 多少の効果があるもののやらなくても群れの存続には影響がないもの
  • かつ、間違った方法で行なったり失敗すると群れがダメになる可能性があるもの

この例を挙げると「ニホンミツバチの勢いが増すように砂糖水を与える」です。群れの勢いが弱い時以外は、給餌をしなくても群れが消滅することはないので、そういう意味では必須ではありません。

もちろん、食料が増えるので群れの成長は早くなるかもしれません。しかし、給餌をすることで他の群れのミツバチも引き寄せられ、殺し合いが発生したり、盗蜜される原因になります。また、冬の寒い時期に行うとミツバチの消耗に繋がります。

飼育のコツ3. 人間の都合で考えない

他にも、人間の都合で考えてしまい、逆効果のことを行う方もいます。

例えば、数が少ない群れでも冬が越せるようにと、巣箱の中にヒーターを入れて温める人もいますが、ニホンミツバチが春が来ると考えて活動を始めて消耗してしまったり、暖かいと思って外に飛び出して凍死してしまったりと、逆効果になります。

良かれと思っても、ニホンミツバチにとっては大きなお世話なのです。群れの存続のために致命的なこと以外は、よく理解しないままやるなら、やらない方が良いです。

何かされる前に、まずは知識のある人に聞いてください。近くに教えてくれる飼育者がいない場合はミツバチのQ&Aで事前に質問されると良いです。

飼育のコツ4. 多くの群れの不調は餌不足が原因の可能性が高い

生き物は食べ物が少ない状態が続くと、元気が無くなったり、病気になったり、餓死してしまいます。

これは、ニホンミツバチも一緒です。ニホンミツバチの餌は、植物の花粉や蜜です。周囲に蜜源植物が少なく、花の蜜や花粉が足りなくなると、群れに様々な問題を引き起こす元凶となります。

飼育するニホンミツバチは、他のニホンミツバチの群れ、セイヨウミツバチの群れ、他の昆虫と食料を分け合うことになります。分け合うというよりも、奪い合うという方が正しいかもしれません。

蜜源植物に対して、それを必要とする昆虫が多い場合は、餌不足になります。これは他の生き物も同じです。

その地域の蜜源植物に対して、ニホンミツバチの数が多い場合は、ハチミツが溜まりにくくなったり、群れの調子が悪くなり最終的に死滅してしまったりということが起こりやすくなります。

環境が良い場所なら、一箇所で数十群れの飼育ができる場合もあるそうですが、ニホンミツバチの場合はせいぜい数群れが限界の場所が多いように思います。

単純なことですが、一箇所に置く群れの数が多すぎると、ニホンミツバチの調子が悪くなったり、ハチミツが貯まらず、うまく行きません。

春には、分蜂群が1群れから何群れも出てきます。昆虫は多産多死で、一部が生き残ることが前提で、たくさん生まれてきます。ニホンミツバチも同じです。

単純に、春には群れの数が4,5倍くらいになるのでしょう。自然界では、その中で生き残れるのは、そう多くないはずです。

巣を作った場所が崩れたり、スズメバチや熊に襲われたりして、群れの一部しか生き残りません。

しかし、人間が作った、スズメバチにも熊にも対策がバッチリで快適な巣箱で飼うと、自然界よりも生存率が高くなり、その地域でニホンミツバチが過密になって餌が不足する場合があります。

単純な例だと、自宅前の庭で1群れ飼育していた人が、春に分蜂群れを3群れ捕まえて自宅前で4群れ飼育するようになった場合、蜜源、花粉源が不足してしまうことが予想されます。

飼育方法で困ったら、ミツバチのQ&Aで聞いてみよう

ニホンミツバチの飼育法で分からないことや、困ったことがあったら、ニホンミツバチのQ&Aで聞いてみてください。これまで悩んでいたことが、すぐに解決します。日本全国の何千もの養蜂家が、あなたの相談に乗ってくれます。

=> ニホンミツバチのQ&A

重箱式巣箱の飼育方法には限界もある

ここで紹介した重箱式巣箱での飼育方法は、「飼育」というよりも、ただ放置しているのに近いと感じた方も多いと思います。

確かにその通りです。重箱式巣箱では、飼育というよりもニホンミツバチがそこに巣を作って勝手に生活しているという感じに近いです。

これでうまくいけば、ほとんど知識がない人でも、秋にはハチミツが5kg、10kgと採れるのですごいことです。

ただ、重箱式巣箱での飼育には限界があります。例えば、女王蜂が寿命で死んでしまった場合、重箱式巣箱では女王蜂を入れ替えることができず、そのまま群れが消滅するのを待つしかありません。

このような、自然の摂理で消滅してしまう群れもある一定の割合で発生します。

重箱式巣箱は手間がほとんどかからず、飼育方法が簡単です。養蜂の専門知識がほとんどなくても飼育できる長所がありますが、このような短所もあります。

セイヨウミツバチと同じタイプの巣箱である巣枠式巣箱を使って、手間を多少かけてでもミツバチを管理する飼育方法もあります。

重箱式巣箱での飼育に慣れてきたら、巣枠式巣箱での飼育も挑戦すると良いと思います。

重箱式巣箱の飼育では、巣箱が大事

重箱式巣箱の飼育では、基本的には飼育と言っても限界があるので、巣箱を改良することがもっとも重要になります。色々と巣箱を自己流で作る方も多いのですが、まずは経験者の巣箱に倣いましょう。

良い巣箱をニホンミツバチに提供して、快適に過ごしてもらうのが週末養蜂です。巣箱がダメだと、飼育方法で補うのには限界があります。巣箱で必要なものには、次のものがあります。

1. スノコ(内蓋)を作る
アカリンダニ対策のメントールを巣箱内の上部に設置しやすいように、スノコを作る必要があります。また、スノコがあると採蜜が行いやすくなります。

2. オオスズメバチが決して侵入できない巣門
オオスズメバチが侵入できない高さの巣門にすることは必須です。また、オオスズメバチは強力なアゴでかじって巣門を広げようとするので、これも忘れてはいけません。

3. 掃除が不要な構造に
4面巣門にしたり、工夫をすることで、巣箱の底の巣屑の掃除が不要となるようにしましょう。

重箱式巣箱の販売もしています。まずはこれを見本として1つ購入して、巣箱を自作されることをおすすめします。巣箱の作り方やニホンミツバチの飼育方法を詳しく説明した教材も付属しています。

=> ニホンミツバチの4段重箱式巣箱の販売

重箱式巣箱の作り方も紹介しています。

=> 重箱式巣箱の作り方

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