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ハチミツの採取は、捕獲に並ぶ大きなイベントです。京都ニホンミツバチ週末養蜂の会では、ニホンミツバチを殺さずに、短時間で、効率的に採蜜を行っています。

一大イベント 採蜜を楽しみましょう

ニホンミツバチの採蜜は、飼育の中でも大きなイベントです。大きな喜びと、家では使い切れないほどのハチミツが手に入ります。特に、初めての採蜜は、感動的なものになるでしょう。

採蜜に慣れてくれば、友達も誘って採蜜を楽しむのも良いでしょう。採蜜中も、うまく作業を行えば、少し離れて観察している人が刺されることはあまりありません。

ご注意 セイヨウミツバチの方法とは違う

ニホンミツバチの愛好者が行っている方法の多くは、セイヨウミツバチの方式とは異なっています。

みなさんが普段食べている蜂蜜はセイヨウミツバチのもので、これから説明するような方法は行ってせん。

また、テレビでみたことがある方も、それはほぼ間違いなくセイヨウミツバチのものです。

ここで紹介するものとは違います。また、ニホンミツバチの巣箱と採蜜方法も、何種類かありますので、ニホンミツバチのはちみつがすべてこれから紹介する方法で採蜜を行っているわけではありません。

重箱式巣箱の採蜜の仕組み

重箱式巣箱の採蜜は、ハチミツの貯蔵域以外を破壊しないという特徴があります。

ニホンミツバチの巣は、巣の上側がハチミツを貯める部分で、下側が幼虫を育てる部分になっています。

巣が大きくなって、重箱式巣箱が4段、5段と積み重なったときの最上段は、ハチミツを貯める貯蜜域となっています。そこで重箱式巣箱では、最上段を取り外すことで採蜜を行います。

幼虫を育てる部分は採蜜によって破壊されることがないので、ニホンミツバチはそのまま生活を続けることができます。

もちろん、ハチミツが減ってしまいますが、ニホンミツバチは働き者なので、冬越しに必要な量よりも多く蓄えています。冬越しに必要な分を残しておけば問題はありません。

採蜜時期は主に夏から秋。早めの採蜜は失敗の元

私たちは、春に捕獲した群れであれば、秋まで待って採蜜を行います。冬を超えた2年目以降の群れは、主に夏以降に採蜜しますが、春に採蜜することもあります。しかし、すべての群れから採蜜はできません。

採蜜の時期について質問を受けますが、ハチミツが貯まっていれば、採蜜できるとしか答えようがありません。気候や蜜源の有無が大きく地域によって異なるからです。蜜源が豊富であれば、春に捕獲した群れを初夏に採蜜することも可能です。反対に蜜源が少なければ、採蜜が1回もできない場合もあります。

巣がまだ小さいうちに、重箱式巣箱の最上段を取り除くと、巣を支えている大部分がなくなってしまい、巣が落下してしまいます。これを巣落ちと呼びます。巣落ちすると、ほとんどの場合は逃亡するか、消滅してしまいます。これは初心者にはよくある失敗です。早く採蜜したいという気持ちは分かりますが、巣の成長をしっかり確認してから採蜜しましょう。

このように採蜜には失敗のリスクもあります。楽しいイベントが一転し、後悔が残る結果になることもあります。

そこで、時期に応じた失敗の原因や対策をメルマガで紹介しています。

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巣の成長の確認方法

採蜜の前に、巣がどこまで成長しているかを巣箱の底から写真を撮って調べます。巣が十分に大きくなっていないうちに採蜜すると、巣落ちしてしまうことがあります。早めの採蜜は失敗の元です。採蜜を始める前に、しっかりと確認しておく必要があります。さらに、巣が十分に成長していれば、巣箱のフタを取り外し、ハチミツの貯まり具合を直接観察して、採蜜を行うか判断を下します。

5段の重箱が積んである場合に、巣箱の底から写真を撮ったとき、次のような写真が撮影できたとします。一番下の段の巣落ち防止棒がはっきり見えますが、下から2段目の巣落ち防止棒は、端の部分がわずかに見えるだけです。巣落ち防止棒は、高さ150mmの重箱の上から30mmの位置に取り付けられていることからから、下から2段目の重箱の真ん中まで巣が作られていることが分かります。つまり、4段目の半分くらいまで巣が作られているのです。

最上段の分離方法

重箱式巣箱の採蜜は、最上段を取り外すことで行います。文章では説明が難しいので、動画をご覧ください。

最上段の分離 前半

まず、巣箱のフタを取り外します。すると、たくさんのミツバチがスノコの上にいます。息を吹きかけたり、扇風機で風を送ったり、スノコを軽く叩いて振動を与えると、周囲に飛び出したり、巣箱の下側に移動します。そんなことをするとニホンミツバチが一斉に襲ってくるのではないかと思われるかもしれません。しかし、最上段にいるニホンミツバチは驚くほど大人しいのです。

なぜこんなにも大人しいのでしょうか。働き蜂は、羽化してからしばらくの間は、掃除や幼虫の世話、ハチミツの製造などの巣箱の中の安全な仕事をしており、羽化してから一定期間経った後に、巣門の警備や花の蜜を集める危険な仕事を行います。最上段にいるニホンミツバチは、巣箱の中の仕事をしている働き蜂です。外敵に遭遇することがまずないので、攻撃性が低いのでないかと私たちは考えています。反対に巣門付近で警備の仕事をしている働き蜂は攻撃性が高いので、採蜜中に刺されないように注意してください。

巣が下まで伸びてきていても、上部にハチミツが貯まっていない場合があるため、貯蜜量の確認を行います。スノコの上の働き蜂を移動させると、スノコの隙間から、巣を直接見ることができます。このとき、ハチミツが貯まっているかを判断します。巣房にフタが作られている部分に、完熟のハチミツが貯められています。フタはされていないものの、巣房に液体が入っている部分には、製造中のハチミツが貯められています。製造中というのは、水分が多い状態のハチミツです。私たちは、目安として全体の8割以上の巣房にフタがされていれば、採蜜を行っています。それほどハチミツが貯まっていない場合は、しばらく待ってから採蜜を行います。

スノコの上のニホンミツバチがいなくなったら、スノコを取り外します。まず、スノコの木ネジをドライバーで取り外します。スノコには、巣が付いているので、木ネジを外しただけでは取れません。そこで、ワイヤーを重箱とスノコの間に通すことで、スノコを取り外します。ワイヤーを使う前に、ヘラを使ってスノコと重箱の間に隙間を作っておくと作業しやすくなります。

次に、最上段の巣と巣の間にいるニホンミツバチを、巣箱の上から風を当てることで下の段に移動させます。最上段からニホンミツバチがいなくなったら、最上段を切断します。スノコと同様に、重箱と重箱の間にヘラを通すことで隙間を作ります。その後、ワイヤーを使って最上段を切断します。

切断した最上段を入れる箱を用意しておいてください。私たちは、食品用の大きなタッパーを利用しています。この中にステンレス製の台を入れておき、重箱がタッパーの底から5cm程度高くなるようにします。こうすることで、たれ落ちたハチミツが重箱で汚れないようにします。このタッパーに入れたまま持ち帰り、巣からハチミツを取り出す作業を行います。

たれ蜜の採り方

まず初めに、たれ蜜を採ります。たれ蜜とは、重力で自然と落ちてくるハチミツを指します。後で説明する、巣を圧縮して取り出すハチミツと比べて、巣のカスや花粉などが混ざりにくいため透明度が高く、品質の高いハチミツであるとされています。

たれ蜜の採取

切り取った重箱の上側が上になるようにタッパーに入れて、巣板を3枚ににおろすようにナイフで切れ目を入れます。次に、重箱をひっくり返して下側からも切れ目を入れます。先ほど述べたように重箱の底はタッパーの底から浮かしてあり、たれ落ちたハチミツが重箱で汚れないようになっています。

ゴミが入らないようにタッパーにフタをして1晩放置しておくと、重箱の中のハチミツのうちの約7割が落下します。1箱にはおおよそ5kgのハチミツが貯まっているので、そのうちの3.5kgはこのように取り出すことができます。重箱とステンレス製の器具を取り出すと、ハチミツだけがタッパーに残ります。

ハチミツの圧搾

残った約3割のハチミツは、巣を圧縮して絞ります。まず、巣板をミカンの袋のような目の粗いナイロン製の袋に入れます。これは、巣がバラバラになることを防ぐためです。布などの目が細かい袋に入れると、ハチミツが袋から出てきにくいので注意してください。私たちは、玉ねぎ用のナイロンの袋を使用しています。

はちみつの圧搾

巣を袋に入れたらそのまま押しつぶします。私たちは、1年で100回近く採蜜を行うので、作業時間を短縮するために圧搾機を使っています。しかし、圧搾機を購入する必要はありません。巣を押しつぶすことができれば何を使っても大丈夫です。台所にある器具や手を使って巣を押しつぶしてください。

採蜜器具を洗う前に

採蜜で用いた道具や容器に付いたハチミツは、ニホンミツバチに返してあげましょう。屋外に置いておくと、ニホンミツバチが舐めにきます。屋内に置くとたくさんニホンミツバチが部屋の中に入って来てしまうので注意が必要です。また、夏から秋にかけてスズメバチがハチミツを集めにやってくることがあるので気を付けてください。

巣を圧縮すると、袋の中に絞りカスが残ります。この状態の絞りカスには、まだ多くのハチミツが残っていて、網の上に置いておくと、長い間かけてハチミツがポタポタと落ちてきます。ハチミツが落ちてこなくなったら、絞りカスを屋外に置いてニホンミツバチにハチミツを舐めてもらいます。この状態でもたくさんのニホンミツバチがやって来て、絞りカスに浸み込んだハチミツを舐めます。ただし、複数の群れが近くにいる場合は、ハチミツを奪い合ってケンカすることがあるので注意してください。

絞りカスは?

ハチミツを取り除いた後は、絞りカスから蜜蝋を作ります。蜜蝋の作り方については次章で詳しく説明します。すぐに蜜蝋を作らない場合は注意が必要です。なぜなら、小さなスムシが搾りカスの中にいることがあるからです。搾りカスを常温で保存しておくと、スムシがどんどん蜜蝋を食べてしまいます。

そこで、搾りカスを冷凍庫に1日入れておきます。スムシを凍らせるのです。1日冷凍庫に入れた後は、密閉容器の中であれば、常温で保存しても大丈夫です。私たちはこのようにして絞りカスを保存して、すべての群れの採蜜が終わった後に、まとめて蜜蝋作りを行っています。

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