ニホンミツバチは野生のミツバチです。最近では、ニホンミツバチの飼育がブームになっており、飼育者の数も増えてきています。しかし、人間に飼育されている群れよりも、野生の巣のほうが多いと考えられます。

生息地域は?

ニホンミツバチは野生のミツバチとして、北海道、沖縄、離島を除き、日本中に生息しています。詳しくは分かりませんが、ニホンミツバチが生息する離島は多いようです。対馬はニホンミツバチの飼育で有名ですし、長崎の五島列島にも、以前生息していたニホンミツバチを復活させるプロジェクトがあるように、もともと生息していたようです。また、沖縄には、ニホンミツバチを持ち込もうと活動されている方がいるようで、すでに生息しているのかもしれません。

巣の場所は?

ニホンミツバチは自然界から営巣に適した場所を探して巣を作ります。木の洞に巣を作ることが多いのですが、家の床下、天井裏、壁の間などに巣を作ることがあります。小さな入り口があり、ある程度の広さの閉鎖空間であれば巣を作ります。

ちなみに、セイヨウミツバチはオオスズメバチに対抗できないため野生化できません。野生のミツバチの巣を見つけたら、かなり高い確率でニホンミツバチと考えてよいです。ニホンミツバチの野生の巣の動画をDVDに収録しています。木の洞、倉庫の床下、家の軒下にできた巣を順番に紹介しています。

サクラの大木に作られています。ニホンミツバチは、このような木のウロを好むようです。

2014年には、大阪城の天守閣のすぐ近くの木に自然巣ができたようです。

ニホンミツバチは、小屋に巣を作ることもあります。

こまったことに、お墓に作ることもあります。決して珍しくありません。

駆除されてしまうことが多い自然巣

こういった群れは、人間に見つかり駆除されてしまうことも多いです。離れたところから観察するくらいでは刺すことはまずないですが、とても残念なことです。人通りが多いところでは、何が起こるかわからないので、残すことが難しい場合もあるでしょう。

また、天井裏などの建造物にできたニホンミツバチの巣からは、ハチミツが落ちたりすることで、建物自体を痛めてしまうこともあります。このような場合にも、駆除されることは致し方ないと言えます。

殺虫剤の駆除はとてももったいない。ニホンミツバチを守ろう

「駆除」というと殺虫剤で全て殺してしまう場合が多いですが、これはとてももったいないことです。数万円ものお金を払って駆除業者に依頼すると、多くの場合ニホンミツバチは殺虫剤で全滅させられ、ニホンミツバチがせっせと集めたはちみつも無駄になってしまいます。

ニホンミツバチの群れは、とても貴重で、多くの人がニホンミツバチを捕獲するために必死になって頑張っています。また、ニホンミツバチのはちみつは、幻と呼ばれるほど貴重なハチミツで、1kgが万円程度の価値があります。秋には、10kgや20kgのはちみつを蓄えていることも珍しくありません。これらが全部無駄になってしまうのです。

私たちは、依頼があった場合は、殺虫剤は使わずに、野生の巣を巣箱に移動させています。これで、群れも飼育することもでき、ハチミツもたくさん採取することができます。

保護の方法は、様々です。掃除機でニホンミツバチを吸い取り、巣を専用の器具で巣箱の中に移しています。下の動画は、巣からミツバチを吸い取る様子です。わかりやすいように、開放空間に作られた巣で動画を撮影しました。このような開放空間に作られた巣の保護は楽々ですが、屋根裏、天井裏などに作られた自然巣の保護(駆除)は大変です。

ニホンミツバチの飼育を始めてみよう

この記事で、ニホンミツバチの生態については以上です。ぜひ興味深い生態を持つ、ニホンミツバチの飼育を始めてみてください。

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